『ハンニバル』の再視聴感想。

  • しるばーほーく@lemmy.coffee-beanz.comOP
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    11 months ago

    第11話「Rôti(ロティ」……英語では「ロースト」にあたる言葉で、メインディッシュ。肉のローストですね。ぐんと話が進む回でした。

    冒頭、チルトンと食事中のレクター博士は「羊」の話をしつつ、ギデオン洗脳の件について会話をしている。「羊」といえばかの「羊たちの沈黙」を思い出すね。そしてウィルはというと、相変わらずの酷い悪夢に苦しんでいる。安眠が不可能な男、夢から覚めても夢の中という入れ子式悪夢は津波や溢れる水のイメージで、釣りやボートが関連してそう。とうとう現実にまで影響を及ぼし始める妄想及び空想、心象風景。

    今回最大の事件といえば、ギデオンの逃亡。逃亡中にもまた殺人事件は起こる。洗脳を受けた外科医ほど恐ろしいものはないと思うけれど、人間の舌をネクタイにするのは技だなあと妙な部分で感心してしまう。そうこうするうちに、ラウンズは捕らえられるし、チルトンは生きたまま腎臓を抜き取られるし、ギデオン無双状態。しかしウィルはウィルで幻覚と闘いながらも(慢性的にギデオンがホッブスに見えてしまっている)ギデオンを捕獲。いや本当、頑張ったよ……。しかし、そのギデオンを連れて行った先が悪かった。そう、ハンニバル・レクターの元へと……。

    ウィルに対して友情の可能性を感じていると、例の女医さんに語る博士、そろそろ「羊」を手に入れる頃合いなんだろうか。